流行のプログラム言語と、採用サイトの嘘つき
採用情報に何を掲載するか
自社のWebサイトのリニューアル時に、エンジニア・プログラマーの採用ページに掲載する言語(やツール)について、何を基準に言語を掲載するべきか、について議論がありました。
情報は、相手の「受取り」があります。特に採用情報には、生活や感情、思い入れなどが深く絡んでくるので非常にセンシティブです。
例えば、React.jsをどうするかというお話。
議論
【問題】採用情報にReact.jsを入れてよいかわるいか、入れるべきか入れるべきでないか
現状
議論前からのNGポイント
※懺悔すると、会社に技術も実績もなかった時、私は、とにかく大きく見せようとしていました。
言語と会社採用
今、世の中には新しい技術の採用に積極的な会社と消極的な会社があります。それらは何が違うのかというと、それは技術スキルの蓄積具合の違いだったり、ビジネスの違いだったり、より大きなリターンを求めて挑戦する社風の有無だったり、社員の学習スピードの違いだったり。
そんな中、技術オタクが多い会社は、社員がプライベートな時間で新しい技術を勝手に学習してくれるし、技術的な素養も高いので、導入が楽ですね。技術の変化は速い、そして、目標は高い会社なら、アンテナ感度が高い技術オタクな方に応募してきていただきたいわけです。個人的な予想では、多く会社のプライオリティは、会社のバリューに共感して下さる方だとは思います。
ではどうするか
社内のエンジニアから出てきた言葉で、すんなり考えがまとまりました。
「新しい技術を積極的に採用する会社なのだということをそのまま言葉で示すべき」
つまり、ありのまま書けばいいということです。
そして、React.jsに対しての姿勢をまとめてみたのが、
採用ページでは、伝えたい大切なことがたくさんあります。会社の想いだとか、進む方向だとか、どんな方に来ていただきたいとか。
「新しい技術を積極的に採用する」というスタンスはその一つです。React.jsを入れると、誤解がないようにその補足文を入れる必要が出てきます。そうすると、他にも書きたいことがたくさん出てきて、大切なことが埋もれてしまうかもしれませんし、よくわからかなくなります。つまり・・・、
【解答】採用情報にReact.jsは入れるべきでない
言語やツールなどの掲載基準としては「その技術を後で使う(成長させる)機会が決まっているかどうか」。整理するとこんな感じです。
- 〇 プロジェクトでばりばり使っていて、ナレッジのある言語やツール
- 〇 プロジェクト実績が少なくても(もしくはなくても)、尚且つ会社がやる必要がある技術
- × 実績があるが、最近のプロジェクトでは採用されていない言語やツール
- × 今後やってみたい技術
もちろん、受託側は「できることのみ」です。