どうして人はスーツを着るのか

初めに

マンガでわかる!社会人1年目のビジネスマナーを読みました。

今回の記事はこれについての感想、思ったことそれについて考えたことです。

感想

良いところ

見開き1ページで左ページにマンガで事例があり右ページに参考というレイアウトで各事項について書かれています。この本で言うところのビジネスマナーを学ぶという意味ではとてもよくできています。服装や身だしなみでどうしたらよいのか悩んだときにとりあえず参考にすれば大きな間違いをすることはないのかなと思います。

問題があると思ったところ

あくまでも事例と参考をまとめた本であるため、マナーとしての優先順位が分けられていない。正確には優先度がつけられていないわけではありません。指針はまえがきとあとがきで語られていました。まえがきは扉絵と目次の間にあります。あとがきにもありました。ただ内容を読む前に欲しい情報なのでできれば第1章で書いて欲しいです。

 

興味深いと思ったところ

104ページ、忘れてはならない確認で確認作業の手順が書かれています。内容はいたって普通なのですが、自分の場合は情報伝達で情報を失うことはよくある話なので、確認するではなく、何かしらの文章で記録して、何かしらの方法で共有するというのはいつものやり方です。しかしながら、この本では「どうして」「なぜ」このようなマナーになるのかという説明はほとんどありません。

確かに「なぜ」「どうして」という部分は説明が難しく、ページ数もとります。読者への負担が大きいことも理解はしています。とはいえ、この本と違う世界で生きている人間にとってはこのマナーの適用範囲を知らないため、どの程度までこのマナーを適用して良いのかわからないのです。自分はだいたいここらへんで苦労します。

 

本題

どうして人はスーツを着るのだろうか。

端的に言ってしまえば取引先と「スーツを着ている人はまともな人である」ということを共有しているからではあります。

じゃあスーツはいつ着たらいいの?

スーツを着ることによって得られる信用で何かをしたいなら着るべきだと思います。自分がスーツを着るのを嫌がる理由の1つもこれです。スーツを着ると常識があると思われてしまうので、本当にそういうマナーや社会常識に詳しいのであれば問題ないのですが、詳しくないなら最初から詳しくないですという服装でいるのも1つの気遣いかなと思っています。