情報サイト、ニュースサイトに必要な機能分類を考える

情報サイトの勉強会の様子

情報サイト、ニュースサイトなどのパブリッシングのためのシステムを開発しています。そこに必要な機能やソリューションの検討会を行いました。

メンバーは、企画/開発/コンテンツ制作/運用/保守/コンサル等、様々な形で「パブリッシング」というものに関わっています。自社ものもあれば、顧客のものもあります。

何のための機能か

たたきとして提出された一覧は、下記のように大分類けされています。

  • PV、回遊率を上げる
  • セッションを上げる
  • コンバージョンを上げる
  • 表示スピード、アクセス負荷をよくする
  • 管理者管理を行う
  • コンテンツ作成準備、コンテンツ設計を行う
  • コンテンツ作成を行う
  • コンテンツチェックを行う
  • アクセス解析、BIを行う
  • セキュリティをよくする、チェックする
  • 開発者用に必要
  • 会員、施設や店舗検索、決済やカート、広告管理など、それだけで1つのサービスとなる

ディレクション側のメンバーが作成した際は、お客様に提案しやすいように「目的」を意識しています。

結果的な機能一覧の分類

今回、1時間のワークショップで下記のような区分けで考えることになりました。

  • コンテンツ評価
  • 表示
  • コンテンツ作成
  • アクセス解析
  • バックエンド
  • 会員、施設や店舗検索、決済やカート、広告管理など、それだけで1つのサービスとなるもの

分類がどうあるべきかは、目的によって違うと思うのですが、区分けの目的としては、「早く(コストを落として)良いものを作る」、「制作サイドとして理解が早くなる」という視点がありました。

この配下には、小分類があり、各機能があり、それぞれの仕様や設計が紐づいています。まずは、これを元に、社内でナレッジを共有し、よりよいソリューションになっていけば嬉しいなと思います。

よくある残念な機能に関するディレクション

たくさんのプロジェクトを行っていると、サイトゴール(ビジネス)が同じでも、お客様の体勢により要望のポイントは全く異なります。

  • コンテンツチームが強いと、入稿系の利便性を高める機能が多くなる
  • 経営やビジネス側が強いと、売上が簡単に見えるようにしたいなどの、BI系の機能が多くなる
  • デザイン意識が強いと、HTML入稿、CSS入稿などのデザイン自由度高める機能が多くなる
  • 運営がコンテンツを好きすぎると、オタク的なデータ紐づけやカテゴライズ機能が多くなる

いずれにしても、「何のために」が、「自分のため」であることが良くあります。このあたり、こちらからNoという提案ができるような信頼関係を築けるように努力していきたいです。

コンビニにジェット機で行く

よくわかるダメUI/UX画像コレクション from Takayuki Fukatsu

こちら、すっと頭に入ってくるよい資料だなと思います。
教訓にしたいことを1ページ分(P11)だけ抜き出します。
※戦闘機は、ジェット機にしました。Love&Peace

  • お客様から「コンビニ行きたいです」とご要望されて、「ジェット機」を進めない
  • お客様から「ジェット機作ってください」と言われても、「本当にジェット機は必要か」と疑問を持つ
  • 「ジェット機作れます」という会社ではあり続けたいけど、「何のために」「どのような」を忘れない