【台湾】WordCamp Asia 2024 初参加レポート

WordCamp Asia 2024 メインビジュアル

大家好(タージャーハオ)。Web Developerの森本です。

おっと、1週間ほど台湾にいたからでしょうか、つい現地の言葉が出てしまいました。大家好じゃなくて、こんにちはでしたね。失礼しました。
……というのはもちろん冗談です。

私にとって初めてのWordPressフラッグシップ(※1)イベントとなったWordCamp Asia 2024。帰国してからもウキウキで現地の言葉を使ってしまうほどに、とっても良い経験になりました
参加してからちょっと時間が経ってしまったのですが、思い出や気持ちが新鮮なうちに参加レポートをしたためたいと思い、ブログを書いています。最後まで読んでいただけると嬉しいです。

※1 フラッグシップ:主力な、世界規模の。WordCampにおけるフラッグシップは、US・Europe・Asia の3つ。

WordCamp Asia 2024 が台北で開催されました

2024年3月7日から9日までの三日間、台湾・台北の台北国際会議センター(TICC)WordCamp Asia 2024 が開催されました。
タロスカイメンバーからは、吉川高橋三木高見森本 の5名が参加しました。このうち、三木はオーガナイザーであったため、参加というより開催者側です。

公式によると、WordCamp Asia 2024 には、70カ国以上から約2000人が来場したとのこと。50以上のスピーカーと、40以上のスポンサーが集まったそうです。

WordCamp Asia とは?

WordCamp Asia は先述のとおり、WordPressのフラッグシップイベントです。アジア地域だけでなく、世界中からWordPressコミュニティの方々が集まります。

WordCamp Asia, as one of the 3 flagship WordCamps in the world, represents the largest gatherings organized by the WordPress community. In addition to providing opportunities to learn the latest WordPress technologies and share experiences, these events allow participants to establish long-lasting networks and explore business opportunities.

WordCamp Asia 2024 より
詳しくはこちら:WordCamp Asia 2024/About Us

開催期間中にはコントリビューターデイカンファレンスデイがあります。また、ネットワーキングタイムやランチタイム、アフターパーティなど、参加者と交流することができる機会がたくさん設けられています。

コントリビューターデイ

コントリビューターデイは3月7日に開催されました。場所は台北国際会議センター(TICC)です。
今回、私はコントリビューターデイには不参加でした。そのため参加した他のタロスカイメンバー(高橋、三木、高見)にそれぞれ感想を聞いて回ったのですが、みなさん口を揃えて「参加してよかった」と言っていました。

大規模なコントリビューターデイ

今回のコントリビューターデイには、600人を超える参加者がいました。WordPress界隈で著名なコントリビューターの方々や、各WordPressチームの責任者も多く参加していたそうです。

タロスカイ参加者の感想

  • 視野が広がった。
  • 過去にプルリクをレビューしてもらった人と話すことができた。
  • 意見をテキストで伝えるのと、会って口頭で伝えるのとでは伝わり方が全然違う。普段海外にいる人と直接会って話すことができてよかった。
  • チームの責任者と直接話して、自身の作成したシステム(チェックインシステム)についてネゴシエーションすることができた。

  • 前に一度軽く話したことがある人と一緒に作業をするなど、ネットワーキングを広げることができた。
  • 自分のスキルセット・スペシャリティとはあえて別のところに行くのも面白そうだと思った。

などなど

カンファレンスデイ

カンファレンスデイのスケジュール

4つの会場でセッションが行われていました

カンファレンスデイは3月8日と9日の二日間、開催されました。場所はコントリビューターデイと同じ台北国際会議センター(TICC)で、5つの会場を使用し、同時に複数のセッションが行われました。

プログラムは「Beyond(その先)」「Future(未来)」「Surround(周辺)」「Growth(成長)」の4つの分類に分かれていました。
さらにプログラムの形式は、ロングトークやライトニングトーク、ワークショップ、パネルディスカッションなど、様々な種類がありました。
あれも聴きたいこれも聴きたい!と迷う二日間でした。

セッションはすべて英語でしたが、冇問題(モーマンタイ)。問題なし。

カンファレンスデイの内容は、WordPressの公式YouTubeにて無料公開されています。

この記事を執筆している時点では、WordPress公式YouTubeがWordCamp Asia 2024に関して公開している見逃し配信のうち、最も再生回数が多いのはこちらの動画です。カンファレンスデイの最後のプログラム、WordPressの共同創設者であるMatt Mullenwegによる参加者とのQ&Aコーナー。

この動画を見ていただくと一目瞭然ですが、WordCamp Asia 2024では、マイクが拾った音声の文字起こし&翻訳(AIによるもの)がリアルタイムで行われ、無料で公開されていました。

WordCamp Asia 2024 の翻訳についてのQRコード

会場ごとにリアルタイム翻訳が行われていた

使われていたツールはWordlyです。日本語はもちろん、50を超える言語へのリアルタイム翻訳ができるそうです。
私は英語に特別な自信があるわけではありません。そのため、訛りや話すスピード・使う言葉などによっては、聞き取れない……脳内での翻訳が間に合わない……ということも当然ありました。
このツールは非常にありがたかったです。すごいツールですよね。

セッションの質が高い

どのセッションも、しっかりとした準備がなされていると感じました。完成度が高かったです。質疑応答も活発に行われており、質疑応答の内容まで含めて非常に興味深かったです。
せっかくのフラッグシップイベントですので、自分の興味や仕事との関連が深い分野のセッションはもちろんのこと、あまり知識の無い分野のセッションについても、幅広く聴きました。その中で、私が一番面白いと感じたセッションを一つ挙げようと思ったのですが……どれも質が高すぎて決められませんでした。

「アイスブレイクが上手い」「内容が面白い」「話すのが上手い」「噛み砕いた説明がわかりやすい」などなど、プレゼンスキルが高い方々が集結していました。フラッグシップイベントだからでしょうか、今回がたまたまだったのでしょうか。それとも私の感動の閾値が低いのか……。

言語の壁

先ほど述べたように、セッションではAIによるリアルタイム翻訳が行われていました。そのため、言語が理解できずに困るということはありませんでした。
それでも、英語力はあればあるほど良いと強く感じました。セッションの質疑応答、休憩時間、アフターパーティなど、様々な場面で何度も「あぁ、もっと英語スキルがあったらな」と感じました。

私の英語力だと、相手のことをもっと知りたい、仕事について詳しく話したいと思っても、うまく会話ができませんでした。日常会話はなんとかできる(と思っている)のですが、日常会話とビジネス会話には、必要とされるスキルに大きな差があるのかもしれません。日本国外の方とも、もっとWordPressに関する話がしたかったです。

翻訳アプリ:Felo翻訳

ちなみに日本からWordCamp Asia 2024に参加していた方が、Felo翻訳という音声をリアルタイム翻訳できるアプリを教えてくださりました。ありがとうございます!
Wordlyといい、すごいですよね。ただ、このアプリをあまり使うことなく、カタコト英語を話して終わりという会話がほとんどでした。……使うタイミング、難しくないですか?
中途半端にカタコト英語を使うのではなく、最初から翻訳ツールにお世話になった方がよかったのかもしれません。

今回約1週間台湾に滞在して、英語を使う(アウトプットする)機会は英語スキルの上達に欠かせないなと実感しました。
英語、もっとできるようになりたいです。頑張ります。

一番印象に残ったこと

私にとって初めてのWordPressフラッグシップイベントとなったWordCamp Asia 2024。
一番印象に残ったことは、WordPressコミュニティのパワーでした。

オーガナイザーの方がいて、ボランティアの方がいて、世界各地で小さいMeetUpがあって、大規模なWordCampもあって、、これらが20年も続いているのは、世界中のWordPressコミュニティの方々が、熱意を持ってWordPressに関わっているからなのだなと感じました。
今回私は、自分の英語力・技術力に自信が無いことを理由にして、コントリビューターデイは不参加でした。しかし、英語はあまり話せないけど翻訳アプリを活用してコントリビューターデイに参加したという方や、あえて自分のジョブとは別の分野にコントリビュートしたという方のお話を聞きました。
みんなで作り上げていくオープンソースであるから、何かコントリビュートしたい。……という気持ちを積極的に行動に移している方々、かっこいいですよね。私も勇気を出して、コントリビュートデイにも参加すればよかった〜!

さいごに

もっと海外の方と深いコミュニケーションを取りたかった、コントリビューターデイに参加すればよかったという後悔はあります。しかし総じて、初めてのフラッグシップイベントへの参加として、とてもとても良い経験になったと思っています。参加できてよかったです。
コミュニティ歴が浅く、知り合いの少ない私とお話をしてくださったり、関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました。楽しかった〜!

余談

台北市動物園のパンダ

うなだれパンダ。この体勢はつらくないのでしょうか

観光として、台北市立動物園にパンダを見に行きました。良いポーズのパンダがいました。